「錬ること百にして自ずから得る」
百錬自得とは剣道でよく使われる言葉で、「何回も何回もやれば自然と身に付く」という意味です。転じて「何かを本当に自分の身につけるには、何回も繰り返す必要がある」とも言えます。
技はたくさんたくさん練習しなければ身につきません。何回も何回も繰り返すことにより、体が技を覚えるのです。この言葉には「百」という数字が使われていますが、実際の稽古では何千回何万回もの繰り返しが必要になります。
ただし、闇雲に回数をこなせば良いというわけではありません。もし間違った練習方法をずっと繰り返したら、間違った技が身に付いてしまいます。ですから先生や先輩の言う事をよく聞いて、正しい方法で練習しましょう。
この言葉は剣道だけでなく、人生そのものにも言えます。剣道で知ったこと学んだことを、普段の生活でも意識してみましょう。